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ファミリーに関するコンサルティング

親子、兄弟、家族親族間コミュニケーション

家族間には独自のコミュニケーションパターンがあり、そこから抜け出せないために課題の解決が進まないというケースが多く見受けられます。第三者である私どもが参加することで、化学反応が変わるように、コミュニケーションにも変化が起きて、問題の解決が可能となります。

どのようなファミリーにも共通する最も重要な要素は、ファミリーのコミュニケーションです。これはファミリービジネスの長期的な発展のカギとなるものです。

ファミリーガバナンス

強力なリーダーシップでビジネスをリードする創業ファミリーであり続けるには、ファミリーが長期的計画に取り組み、習慣や文化となるようにプロセスや手段を確立していくことが必要です。 ファミリー全体としてのビジョン、人間関係を良好に維持すること、事業に対する説明責任の確認など、ファミリーでしっかりとしたガバナンスを持つことが必要です。ビジネスのガバナンスはよく論じられることですが、ファミリービジネスにいては、コーポレートガバナンス同様、ファミリーガバナンスが繁栄と永続のカギとなるものです。

ファミリーガバナンスとは、創業・オーナー家が、自らの役割・責任を定義し、自らを組織化し、さらにビジネスとの関わりを定義・組織化する取り組みです。ファミリーガバナンスによって、ファミリーの声は一つになり、ビジネスやその関係者に明確なメッセージを伝えることができるようになります。創業一族が本家・分家の代表者を集めてファミリーの重要事項を取り決める「ファミリー評議会」や、ファミリー全員が集まり親睦を深める「ファミリー総会」など、定期的な話し合いの場を作り、ファミリーガバナンスの機能を高めます。ファミリー評議会、ファミリー総会では、次世代の企業家精神やビジネス能力育成のための教育、創業者の志を伝える活動、一族の絆を強める活動などを行い、ファミリーメンバーが会社に入るための条件や報酬の規定などが重要課題になります。また、経営幹部との情報共有やオーナーとしての要望のとりまとめも行います。

ファミリーガバナンスのためには、ファミリーの規模や歴史に合わせて様々な取り組みが可能です。クライアントファミリーにとって、最も適切な取り組みを提案、支援してまいります。

家訓、家憲(ファミリー憲章)の策定

家訓やミッションステートメントは、創業者や一族が大切にしてきた価値観や規範、戒めとして文章化したものです。記録のない場合でも、現ファミリーメンバーが一族の歴史を顧みて、先祖がどのような価値観で自分たちの現在を形づくってきたかのか、将来の世代のためには何か大切か、どのような価値観を伝えていくべきかを議論して家訓としてまとめます。

家憲(ファミリー憲章)は、より細かで具体的な取り決めです。家憲には3つの要素があります。

  1. ビジネスの発展を支える「ファミリービジネス規程」
  2. 株主としての責任を確認する「オーナー契約」
  3. ファミリーの絆と団結のための「ファミリー宣言」

です。親族内で正式な権限を持つファミリーの憲法とする方法もあります。

ファミリー内教育、研修

全体の足並みを揃えるため、あるいは、これまで経営に携わってこなかったファミリーメンバーのために、ファミリービジネスがどういうものなのかを体系立ててお伝えします。また、家族・親族間で改めて話し合う場を設けることで、普段はなかなか言えない思いや感情を伝え合う機会にもなります。アットホームな雰囲気の中、必要な知識を得ながら、コミュニケーションも深まる体験となるようです。

ビジネスの競争力の源泉「ファミリネス」

 

ファミリーオフィスに関する助言

ファミリーガバナンスが最も公式に行われる形態として、ファミリーオフィスがあります。ファミリーの富(人的資産、社会的資産、財的資産)を、世代を越えて維持、発展させるための機構です。現在では世界に数千社存在するというファミリーオフィスのサービスは、税務、信託業務、コンプライアンス、資産運用、リスク管理、資産承継、信託の運用業務、社会貢献活動、ファミリーメンバーに対するマネー教育、ファミリーガバナンス、資産移動計画と多岐にわたります。

フィランソロピーに関する助言

ビジネスは、収益を得ることをメインにし、雇用の場を提供することで社会に貢献することしますが、フィランソロピーは、同じ社会貢献でも収益を出すことを主眼としていません。社会貢献活動は、ファミリーの団結や価値観の意識を高める上でも、次世代のファミリー育成にも、大事な役割を果たします。

次世代ファミリーの育成

ファミリーメンバーがビジネスとの関係を事業に入るにせよ、入らないにせよ、小さいころから意識して育つことが大事です。企業家精神を養うこと、ファミリーの価値観を学ぶこと、兄弟・いとこ・はとこのチームワークなどを意識して伝えていくことです。そのための提案と実践のお手伝いをいたします。