ファミリービジネスは同族企業を意味します。 20年ほど前から欧米で盛んに研究されるようになった分野です。 同族経営と同じものを意味します。 同族企業を単体の企業としてとらえるのではなく、創業一族と密接にかかわりあうシステムとしてとらえる点が今までの同族企業という言葉であらわされる企業の見方との違いです。 ファミリービジネスの定義は学者によってまちまちですが、 1) 創業一族が、経営に影響力があるだけの株を所有している。 2) 創業一族のメンバーが経営に参加している。 3) 次の世代もこれを続けようとしている。 などが主だった要素です。 私はあえて「ファミリービジネス」という言葉を使うことで、従来の同族経営に対する甘えや未熟さのイメージを払拭し、新たな視点でとらえていただきたいと思っています。
ご相談の内容によって様々です。
短期間で解決したい課題の場合は、集中的なプロジェクトになりますし、事業承継のプロセスを長期にわたってアドバイスする場合は顧問契約をお薦めします。
顧問契約の場合、月1回の訪問で30万円程度を目安にお考えください。
通常のコンサルタントは、ビジネスにとって最適な目標や方法をアドバイスし、目標達成のプロセスを支援します。
一方でファミリービジネス・コンサルタントは、創業ファミリーとビジネスを、互いに密接にかかわりあうひとつのシステムとしてとらえ、ビジネスに対するアドバイスと同時に、ビジネスを支え、育成する創業一族に対するアドバイスも行います。ファミリービジネスにおいては、ファミリーとビジネス、双方が共に発展、成長することが繁栄と永続の条件になるからです。
ファミリービジネス・コンサルタントは、より専門的なアドバイスが必要な場合には、すでに会社の顧問になっている税理士、弁護士などのプロフェッショナルの方たちとチームを組んでファミリービジネスをサポートします。
また、通常のビジネスコンサルタントは、主に回答(ソリューション)を提供するのに対して、ファミリービジネス・コンサルタントは、ソリューションと同時に、ファミリーが自分達でソリューションを見出すための方法(プロセス)を身に付けることをサポートします。